【MEO都市伝説検証】投稿にキーワード詰め込みは効果的?
「GBP投稿にキーワードをたくさん入れると順位が上がる」「投稿でキーワード対策をすべき」—MEO対策でよく耳にするこの定説、本当でしょうか?
Sterling Sky、Whitespark等の実験データを基に、投稿内キーワードと順位の関係を徹底検証しました。
判定結果
❌ 無効(順位に影響せず、リスクあり)
GBP投稿へのキーワード含有は検索順位に直接影響しません。複数の実験が一致して「投稿内キーワードは順位に影響しない」と結論づけています。投稿はJustifications(検索結果のスニペット)としてCTR向上に貢献しますが、キーワード詰め込みはスパム判定リスクを伴います。
この施策が「有効」と言われてきた背景
「投稿にキーワードを詰め込むべき」という考えの根拠:
- 投稿内容が検索結果に表示される
- キーワードが多いほど検索に引っかかりやすい
- ウェブサイトのSEOと同じロジック
しかし、投稿はランキング要因ではありません。
Sterling Skyの実験が示す明確な結果
9週間テスト(Joy Hawkins)
3つの非アクティブなGBPリスティングに対し、9週間にわたり週1回の投稿を実施。各リスティングで441キーワードの順位を追跡。
結果:
「Google投稿をGMBリスティングに追加しても、ローカルパックでの順位に測定可能な影響はなかった」
Joy Hawkinsの結論:
「Google投稿機能の活用を強く推奨しますが、それはコンバージョン向上と潜在顧客へのメッセージ伝達の手段として見るべきです。特定キーワードで順位を上げる手段として見るべきではありません」
Google公式見解:投稿は順位要因として明記されていない
Googleの公式ランキング要因は3つのみ:
| 要因 | 説明 |
|---|---|
| 関連性 | プロフィールが検索クエリとどれだけ一致するか |
| 距離 | 検索者からビジネスまでの物理的距離 |
| 知名度 | オンラインでの評判、リンク、レビュー数・評価 |
投稿はこの公式ドキュメントで順位改善手段として一切言及されていません。
キーワード詰め込みのリスク
スパム判定とペナルティ
Sterling Skyが文書化した50件のキーワードスパム事例:
| ペナルティ種類 | 影響 |
|---|---|
| ソフト停止 | リスティング管理不可、更新内容の消失 |
| ハード停止 | Googleマップから完全削除 |
ユーザーへの悪影響
BrightLocalの調査:68%のユーザーがローカル検索結果でスパムに見えるビジネスを避けると回答。
日本の専門家からの警告
- Gyro-n:「GoogleはAIでコンテンツを監視。キーワード過剰詰め込みはガイドライン違反リスク」
- 口コミコム:「キーワード羅列の文章はGoogleからも読者からも評価されない」
- ウミガメ株式会社:「キーワードスタッフィングはペナルティ対象」
Justifications(検索結果スニペット)の仕組み
Justificationsとは
Googleがローカルパックで「なぜこのビジネスが表示されているか」を説明するスニペット。57%のローカルパックにJustificationsが表示されています(Moz調査)。
重要な因果関係
Joy Hawkinsの説明:
「Justificationsは順位を引き起こすものではない。投稿Justificationが表示されるのは、そのビジネスがすでにそのクエリで順位付けされていて、かつそのクエリに関連する投稿を作成していたからです」
投稿があるから上位表示されるのではなく、上位表示されているビジネスの投稿が表示されるという順序です。
効果的な投稿の書き方
Whitesparkの「SELL or CONVINCE」フレームワーク
Darren Shaw(Whitespark創設者):
「ほとんどのビジネスがGoogle投稿を間違った方法で行っている。GBPは人々が購入意図を持って訪れる唯一のプラットフォームだ」
推奨される投稿:
| SELL(販売) | CONVINCE(説得) |
|---|---|
| 特別割引・セール | 顧客レビューの再投稿 |
| 価格を含むグラフィック | 受賞歴 |
| サービス紹介 | 具体的な結果を含む事例 |
避けるべき投稿:
- キーワード詰め込みの文章
- ハウツー記事
- ブログ記事の転用
- 「Happy Holidays」などの挨拶投稿
効果的な投稿の要素
| 項目 | 推奨値 |
|---|---|
| 投稿頻度 | 週1回以上 |
| 文字数 | 150〜300文字程度 |
| キーワード数 | 1投稿につき1〜2個 |
| 画像 | テキスト入りが高CTR |
サービスセクションは順位に影響する
Sterling Skyの2022年再テストで重要な発見:
- 2019年テスト:サービスは順位に影響なし
- 2022年再テスト:サービスは順位に大きく影響
- 順位変動は24〜72時間以内に発生
投稿よりもサービスセクションへのキーワード追加が効果的です。
順位向上に本当に効果がある施策
Whitespark 2023年調査のトップ5順位要因:
- プライマリGBPカテゴリ
- GBPビジネスタイトル内のキーワード
- 検索者への住所の近接性
- 検索都市内の物理的住所
- スパムリスティングの削除
投稿は上位ランキング要因に含まれていません。
2025年の推奨アクション
やるべきこと
- 1投稿1〜2キーワードを自然に含める
- 150〜300文字の読みやすい文章
- 特典(Offer)投稿を優先(CTR4倍)
- サービスセクションにキーワードを追加
- レビュー獲得・カテゴリ最適化に注力
やってはいけないこと
- キーワードの羅列
- 1,500文字上限をキーワードで埋める
- 同じキーワードの繰り返し
- 不自然な文章
まとめ
| 定説 | 検証結果 |
|---|---|
| 投稿にキーワード詰め込みで順位UP | ❌ 無効:順位に影響しない |
| キーワード密度を上げると有利 | ❌ リスク大:スパム判定リスク |
| 投稿でキーワード対策すべき | ⚠️ 条件付き:1〜2個を自然に |
投稿は順位ではなくコンバージョンのためのツールです。キーワード最適化よりも、特典・事例・レビュー再投稿などのコンバージョン重視コンテンツが効果的です。
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