Googleビジネスプロフィールのパフォーマンスでは、プロフィールを閲覧したユーザー数や、表示時に使われた検索語句に加え、電話ボタン、経路案内、ウェブサイトなど、利用者が次に取った操作を確認します。ただし、電話は通話成立数、経路は来店数、ウェブサイトクリックは予約数ではありません。
まず同じ期間・同じ店舗で指標を記録し、前期間との差と、営業時間やリンク変更など同時期の事実を並べます。数字の増減だけで原因を決めず、Googleが定める各指標の数え方を理解することが先です。
この記事は、パフォーマンス全体の改善策ではなく、電話、経路、ウェブサイトクリックの3指標を同じ条件で記録する作業に絞ります。検索語句や閲覧数を含む全体分析はGBPパフォーマンスの見方で確認できます。
3指標を確認する画面の開き方
データを確認できるのは、オーナー確認済みのビジネスプロフィールです。管理権限があるGoogleアカウントへログインして進めます。
Google検索から開く
- 対象プロフィールを管理するGoogleアカウントへログインする
- Google公式ヘルプの「ビジネスプロフィールに移動」から対象プロフィールを開く
- 「パフォーマンス」を選ぶ
- 対象期間を指定して適用する
- 表示された指標を記録する
Googleマップアプリから開く
- Googleマップアプリで「ビジネス」を選ぶ
- 「パフォーマンス」の詳細を開く
- 対象期間を選び、必要な指標を確認する
画面名や配置は更新される場合があります。複数店舗を管理している場合は、店舗名とプロフィールURLを確認してから期間を選びます。また、業種や設定により、すべての指標が表示されるとは限りません。
指標の意味を取り違えない
パフォーマンスデータには、オーガニック検索結果とGoogle広告の両方が含まれます。広告を配信している期間は、その事実も比較表へ記録してください。
| 指標 | Google公式の数え方 | この数字だけでは分からないこと |
|---|---|---|
| 検索 | プロフィールが表示されたときの検索語句 | 検索順位、来店、売上 |
| 閲覧 | プロフィールを見たユニークユーザー | 広告の総表示回数、来店人数 |
| 電話 | プロフィールの電話ボタンがクリックされた回数 | 通話成立、問い合わせ内容、予約成立 |
| 経路 | 店舗までの経路をリクエストしたユニークユーザー | 実際の移動、来店、購入 |
| ウェブサイト | プロフィールのウェブサイトリンクがクリックされた回数 | サイト内の閲覧、予約、購入 |
| 予約 | Googleの予約プロバイダを通じて完了した予約 | 電話や自社サイトで受けた全予約 |
指標が表示されない場合に、ゼロだと決めつけないでください。Googleは、プロフィールによって利用できる指標が異なると案内しています。
検索と閲覧
検索指標は、プロフィールを見つけるために使われた検索語句を把握する材料です。Googleはこのデータを月単位で更新し、月初に表示されるまで5日ほどかかる場合があると説明しています。日次の速報値として扱わず、月が切り替わった直後は更新状況を確認します。
閲覧は、プロフィールを見たユニークユーザー数です。複数の端末やGoogle検索・Googleマップなどの面でアクセスした場合は回数に上限があり、同じユーザーは1日1回のみ数えられます。そのため、単純なページ表示回数とは一致しません。
電話
電話は、プロフィール上の発信ボタンが押された回数です。押した後に利用者が発信を中止した場合や、通話がつながらなかった場合も、店舗の通話記録とは一致しない可能性があります。
次の確認では、同じ期間の着信記録や予約台帳と並べます。ただし、電話番号だけではGoogle経由か他媒体経由か判別できない場合があります。パフォーマンス画面の数字をそのまま予約件数に置き換えないでください。
経路
経路は、店舗への経路をリクエストしたユニークユーザーを基にした指標です。Googleは、複数回のタップ、経路のキャンセル、スパムなどを調整するため、経路リクエスト数が管理画面で変わる場合があると案内しています。
経路が増えても、全員が来店したとは限りません。営業時間、入口、駐車場、最寄り駅などの案内を見直す材料として使い、来店数とは別に記録します。
ウェブサイトクリックと予約
ウェブサイト指標は、プロフィールに設定したリンクのクリック数です。リンク先でページが表示されたか、予約や購入まで進んだかは、サイト側の計測で確認します。
予約指標は、Google経由の予約プロバイダで完了した予約が対象です。電話予約、店頭予約、自社サイトの予約がすべて含まれる指標ではありません。
前期間と同じ条件で比較する
曜日構成、祝日、営業日数、臨時休業、広告、イベントが違う期間をそのまま比べると、プロフィール改善の影響を誤認します。まず「直近28日とその前の28日」「今年の同月と前年同月」など、目的に合う期間をそろえます。
| 指標 | 今期 | 比較期間 | 差分 | 同時期の変更・注意点 |
|---|---|---|---|---|
| 検索 | 月次更新日を確認 | |||
| 閲覧 | 営業日数、広告 | |||
| 電話 | 電話番号、営業時間 | |||
| 経路 | 休業、イベント、入口案内 | |||
| ウェブサイト | URL、サイト障害、計測設定 | |||
| 予約 | 対象予約プロバイダ |
Googleは、パフォーマンスデータをスプレッドシートへダウンロードする手順も案内しています。複数店舗では、店舗別の元データを保存し、合計値だけで店舗差を消さないようにします。
月次確認のチェックリスト
- オーナー確認済みの正しいプロフィールを開いた
- 比較期間の長さと曜日構成をそろえた
- 検索データの月次更新を待ってから記録した
- 電話クリックを通話・予約件数として扱っていない
- 経路リクエストを来店数として扱っていない
- ウェブサイトクリックをサイト側データと分けた
- 営業時間、URL、休業、広告など同時期の変更を記録した
- 表示されない指標をゼロと決めつけていない
営業時間やURLを変更した直後なら、先にプロフィール変更が反映されないときの確認手順を確認してください。さらに詳しい指標管理はGBPインサイト分析の基本で扱っています。費用と利益を結び付ける段階は、MEOの費用対効果を計算する方法へ進みます。
よくある質問
電話の数は実際につながった通話件数ですか?
いいえ。Google公式ヘルプでは、プロフィール上の電話ボタンがクリックされた回数です。通話成立や予約結果は、店舗の着信記録や予約台帳で別に確認します。
経路リクエスト数を来店数として使えますか?
使えません。経路を調べても来店しない人がいるためです。Googleは重複操作やキャンセル、スパムなどを調整すると説明していますが、実来店の記録ではありません。
検索語句が月初に表示されないのは異常ですか?
必ずしも異常ではありません。Googleは検索指標を月単位で更新し、月初に表示されるまで5日ほどかかる場合があると案内しています。期間設定と更新状況を確認します。
数字が増えればMEOが成功したと判断できますか?
一つの指標だけでは判断できません。プロフィール操作の増減と、営業時間、広告、季節、店舗側の着信・予約記録を分けて確認します。費用対効果を出すときは、指標とは別に計算します。


