Googleビジネスプロフィールのウェブサイト欄へUTM付きURLを登録すると、サイトへ到達したセッションをGA4の手動キャンペーンとして確認できます。最低限、utm_source、utm_medium、utm_campaignを同じ命名規則で設定してください。
UTMで測れるのは、リンクを経由してサイトが読み込まれ、GA4へ送信されたデータです。プロフィールの通話ボタンクリックやルート検索はUTMでは測れません。これらはGBPのパフォーマンスと別に確認します。
最終更新: 2026年8月29日
GBP用UTMの設定例
公開用の例として、実在店舗や顧客情報を含まないexample.comを使います。
https://example.com/?utm_source=google&utm_medium=organic&utm_campaign=gbp_profile&utm_content=website
実際に登録するときは、https://example.com/だけを自社の店舗ページへ置き換えます。UTM値はチームで決めた表記をそのまま使ってください。
| パラメータ | 役割 | 公開可能な例 |
|---|---|---|
utm_source | 参照元 | google |
utm_medium | メディア | organic |
utm_campaign | 施策名 | gbp_profile |
utm_content | 同じ施策内のリンク識別 | website |
Google公式のURL生成ツールでは、utm_source、utm_medium、utm_campaignの使用を案内しています。utm_contentは、同じ施策内でリンクを区別するときに追加します。
大文字と小文字、ハイフンとアンダースコアを統一します。gbp_profileとGBP-ProfileはGA4で別の値として集計されます。
UTM付きURLを作る手順
1. リンク先を店舗ページに決める
対象店舗の住所、営業時間、サービス、問い合わせ先が分かるページを優先します。GA4が設置されているか、スマートフォンで開くか、問い合わせや予約まで進めるかも確認します。
2. 命名規則を決める
既存のUTM台帳があれば、その表記に合わせます。新しく始める場合は、次のように項目を固定します。
utm_source=googleutm_medium=organicutm_campaign=gbp_profileutm_content=website
実在する店名や担当者名をUTM値へ入れる必要はありません。公開可能な店舗コードを使う場合は、対応表を社内で管理します。
3. URLを連結して動作確認する
元URLに?がなければ、最初のパラメータを?でつなぎます。すでにクエリパラメータがあるURLは&で追加します。GoogleのCampaign URL Builderを使うと、入力した値からURLを作れます。
作成したURLをブラウザで開き、次を確認します。
- ページがエラーなく開く
- HTTPSのURLを使っている
- リダイレクト後もUTMパラメータが残る
- 別店舗や関係のないページへ移動しない
リダイレクトでUTMが消える場合は、GBPへ登録する前にサイト側の転送設定を確認します。
4. ビジネスプロフィールのウェブサイト欄へ登録する
対象プロフィールの編集画面で、ウェブサイト欄へUTM付きURLを保存します。複数店舗では、店舗名、所在地、登録前URL、登録後URLを台帳に残します。
保存後、Google検索とGoogleマップの公開画面からウェブサイトリンクを開き、意図したURLへ移動するかを確認します。
GA4で流入を確認する方法
手動キャンペーンレポートを開く
GA4で「レポート」、「ライフサイクル」、「集客」、「概要」と進み、「セッション数(セッションの手動参照元別)」カードを開きます。
レポートがない場合、編集者または管理者は左側のナビゲーションへ追加できます。
確認するディメンションは次のとおりです。
- セッションの手動参照元
- セッションの手動メディア
- セッションの手動キャンペーン名
- セッションの手動参照元 / メディア
テスト時はリンクからサイトを開き、リアルタイムレポートも確認します。標準レポートに見当たらなければ、期間、フィルタ、同意設定、リダイレクト、GA4タグを確認してください。
問い合わせをキーイベントとして確認する
UTM付きURLを登録しただけでは、問い合わせ完了を測れません。フォーム送信や予約完了など、サイト上で重要な操作を測るイベントを作成または特定し、そのイベントをGA4でキーイベントに設定します。
手動参照元・メディアとキーイベントを組み合わせ、GBP経由で重要な操作が記録された回数を確認します。予約や売上の記録とは同義ではないため、実際の受付記録とも照合してください。
GBPとGA4で分けて見る指標
| 確認したいこと | 主な確認先 | 数字が示す範囲 |
|---|---|---|
| プロフィールのウェブサイトリンクが押された回数 | GBPパフォーマンス | リンクのクリック |
| UTM付きURLからサイトへ到達したセッション | GA4 | GA4が収集したサイト訪問 |
| 通話ボタンのクリック | GBPパフォーマンス | 通話接続や予約成立ではない |
| ルート検索 | GBPパフォーマンス | 来店完了ではない |
| フォーム送信・予約完了イベント | GA4キーイベント | 実装したイベントが発火した回数 |
指標の定義はGBPパフォーマンスの電話・経路・サイト流入とGBPパフォーマンスの見方で確認できます。売上との照合は、MEOの効果測定方法を参照してください。
設定チェックリスト
- 対象店舗の正しいページをリンク先にした
-
utm_source、utm_medium、utm_campaignを設定した - UTM値の表記を社内で統一した
- 公開してよい値だけをURLへ入れた
- リダイレクト後もUTMが残った
- 公開プロフィールからリンクを開いて確認した
- GA4の手動キャンペーンで参照元とメディアを確認した
- 問い合わせはキーイベントと受付記録を照合した
よくある質問
GBPのURLにはどのUTMを付ければよいですか?
最低限、utm_source、utm_medium、utm_campaignを設定します。リンク位置も区別したい場合はutm_contentを追加します。値は一度決めた表記を継続して使ってください。
UTM付きURLへ店舗名を入れてもよいですか?
UTMパラメータは公開URLに表示されます。顧客名、担当者名、非公開の店舗識別情報は入れません。複数店舗を分ける場合は、公開してよい店舗コードを決め、対応表を社内で管理します。
GA4のレポートにデータが出ない原因は何ですか?
URLの入力ミス、リダイレクトによるUTM削除、GA4タグの未設置、同意設定、期間やフィルタの違いを確認します。手動キャンペーンレポートがナビゲーションにない場合は、編集者または管理者が追加できます。
UTMで電話やルート検索も測れますか?
測れません。UTMはウェブサイトへ到達したトラフィックをGA4で識別するためのパラメータです。通話ボタンとルート検索はGBPパフォーマンスで確認し、通話接続や来店記録とは分けて扱います。
参照したGoogle公式資料
UTMは命名を統一し、公開してよい値だけを使います。登録後は公開プロフィールからリンクを開き、GA4のセッションとGBPのクリック指標を別々に確認してください。
MEO対策の全体像は、MEO対策とは?2026年完全ガイドで確認できます。