Google口コミの削除申請は、感情的な文章よりも「どのポリシーに、どの投稿内容が、なぜ違反するのか」を短く示す方が伝わりやすくなります。
この記事では、削除申請前に残すべき証拠と、申請文の型を整理します。削除できるかの判断がまだ曖昧な場合は、先に削除できる口コミ・消せない口コミの境界線を確認してください。
このシリーズの読み方

| 状況 | 次に読む記事 |
|---|---|
| 削除できる条件を確認したい | 削除できる口コミ・消せない口コミの境界線 |
| 競合や元従業員の投稿が疑わしい | 競合・元従業員の嫌がらせ口コミは消せる? |
| 法的理由での削除も考えたい | Google公式報告と法的削除リクエストの違い |
| 申請が却下された | 削除申請が却下された時の次の一手 |
即答:証拠は「画面」「URL」「時系列」「違反理由」の4点で残す

削除申請前に、口コミ本文のスクリーンショット、投稿者名、投稿日時、口コミURL、店舗側で確認できる来店履歴、違反理由を残します。警察庁も、誹謗中傷等の相談ではサイト名、URL、書き込み者、日時、内容等の記録を案内しています。
削除申請前の証拠チェック

| 証拠 | 目的 | 注意点 |
|---|---|---|
| 口コミ画面のスクリーンショット | 投稿内容を保存する | 投稿者名、星、本文、日時が見える状態 |
| 口コミURL | 報告対象を特定する | 共有リンクやレビュー一覧URLを保存 |
| 店舗側の記録 | 虚偽性や関係性を確認する | 予約台帳、会計履歴、問い合わせ履歴 |
| 時系列メモ | 被害の流れを説明する | いつ発見し、何を確認したかを書く |
| 違反理由 | Googleに判断材料を渡す | 「嫌だから」ではなくポリシーに紐づける |
申請文の基本テンプレ

対象口コミは、当店の実際の利用体験に基づかない内容であり、Googleマップの投稿ポリシーに反する可能性があります。
理由:
1. 投稿内容に記載された日時・サービスは当店で確認できません。
2. 本文にスタッフ個人への攻撃表現が含まれています。
3. 同時期に同様の内容が複数投稿されています。
確認済み資料:
- 該当口コミのスクリーンショット
- 予約台帳の確認結果
- 店舗への問い合わせ履歴
上記の理由から、不適切な口コミとして確認をお願いします。
このテンプレはそのまま使うのではなく、実際に確認できる事実だけに差し替えてください。証明できないことを断定すると、逆に申請の信頼性が落ちます。
対応手順

手順1. 投稿を保存する

口コミが編集・削除される前に、画面全体を保存します。スマホだけでなくPCでも保存し、URLもメモします。
手順2. 違反理由を1つに絞る

複数の不満を並べるより、最も明確な違反理由を選びます。たとえば「来店していない」「個人情報がある」「競合関係がある」などです。
手順3. Googleビジネスプロフィールから報告する

ビジネスプロフィールのクチコミ一覧から対象口コミを選び、該当する理由を選択して報告します。通常の報告で足りない場合は、法的削除リクエストも検討します。
手順4. 結果待ち中に返信方針を決める

削除されるまで何もしないのは危険です。第三者が読むことを前提に、事実確認中であること、改善姿勢、個別連絡先を短く伝える返信を用意します。
申請でやってはいけないこと

- 確認していない事実を断定する
- 投稿者を脅すような返信を書く
- スタッフに削除依頼を大量報告させる
- 削除代行業者の「一斉通報」に乗る
- 報酬と引き換えに投稿者へ削除を迫る
特に、報酬と引き換えに口コミの投稿・修正・削除を求める行為はGoogleマップのポリシー上も危険です。
よくある質問

スクリーンショットだけで足りますか?

足りないことがあります。スクリーンショットは入口であり、来店履歴、予約台帳、問い合わせ履歴など、違反理由を補強する資料も確認しましょう。
申請文は長い方が良いですか?

長さよりも明確さです。「どの箇所が、どの理由で、なぜ問題か」を3点以内に絞る方が読みやすくなります。
弁護士に相談する前にも証拠は必要ですか?

必要です。弁護士相談でも、投稿URL、画面、日時、被害内容、店舗側の確認結果があると初回相談が具体的になります。
参考にした公式情報



