クチトル、AIエージェント機能を発表
クチトルは、店舗運営に必要な分析、改善提案、定期的な実行管理を支援する「AIエージェント機能」を発表しました。
本機能は、チャットで作成したAIエージェントを管理画面から確認し、実行条件、スケジュール、実行内容、利用する連携、送信先を整理できる仕組みです。店舗の口コミ、MEO、売上、SNS、広報活動など、日々の運営で分断されやすい情報を一つの流れにまとめ、次に取るべきアクションを見つけやすくします。
クチトルはこれまで、口コミ管理、AI返信、Googleビジネスプロフィール運用、順位確認、店舗状況の把握を支援してきました。今回のAIエージェント機能では、これらの運用を「その場で相談する」だけでなく、「目的に合わせてエージェント化し、継続的に確認する」体験へ広げます。
発表の背景
店舗運営では、集客、口コミ、検索順位、SNS、売上、顧客対応が互いに関係しています。一方で、実際の現場ではそれぞれの数字や投稿、レビュー、施策が別々の画面やツールに分かれ、改善の優先順位を決めにくいという課題があります。
たとえば、口コミ評価が下がった理由を探すには、未返信レビュー、競合店舗の動き、Googleマップでの表示状況、直近の投稿内容、来店後の導線まで見る必要があります。SNS施策を考える場合も、競合の発信、反応が良かった投稿、検索流入、ターゲット顧客の関心をまとめて確認する必要があります。
AIエージェント機能は、こうした横断的な確認作業を、目的別のエージェントとして整理するための機能です。店舗担当者は「何を調べるか」「どの頻度で確認するか」「結果をどこに届けるか」を設定し、運用の抜け漏れを減らせます。
AIエージェント機能でできること
AIエージェントは、チャットから作成を開始できます。作りたいエージェントの目的、使いたいデータ、実行頻度を伝えると、AIが利用可能なツールやデータを整理し、どのような分析エージェントにできるかを提案します。
主な用途は次の通りです。
- 競合の口コミ、ニュース、SNS動向を確認する
- GoogleマップやMEOに関する改善余地を整理する
- 売上やCVR改善につながるページ、導線、訴求を見つける
- AI検索やSEOでの露出状況を確認する
- SNS投稿や顧客対応の改善案を作る
- 広報、メディア、イベント施策の調査を定期化する
作成後は、エージェント管理画面で設定を確認できます。エージェント名、実行条件、スケジュール、実行内容、利用する連携、送信先を一つの画面で見られるため、作成したエージェントが何を目的に動くのかを把握しやすくなります。
6カテゴリのテンプレートから開始
エージェント作成では、目的に近いテンプレートを選んで始めることもできます。
テンプレートは、店舗運営で利用頻度が高い次の6カテゴリを中心に整理しています。
| カテゴリ | 想定する用途 |
|---|---|
| 市場・競合分析 | 競合ニュース、採用動向、SWOT、レビュー不満点、ポジショニングの確認 |
| 分析・戦略立案 | KPI監視、ROI比較、予算配分、成長レポート、将来シナリオの作成 |
| 売上・CVR向上 | 見込み客リスト、CVR監査、コピー改善、フォーム最適化の検討 |
| AI検索・SEO | SEOキーワード、AI検索での引用シェア、内部リンク、記事改善の分析 |
| SNS・コンテンツ | SNS評判、投稿再利用、ブランド監視、返信案、UGC収集の支援 |
| 広報・メディア・イベント | メディアリスト、プレスリリース、取材対応、イベント調査の支援 |
動画生成などコストが高くなりやすい用途は、現在のテンプレートから外し、店舗運営で継続的に使いやすい分析・文章・調査系の機能を中心に設計しています。
エージェント管理画面
新しいエージェント管理画面では、作成済みのAIエージェントをリストで確認できます。各エージェントを選択すると、ワークフローの詳細、スケジュール、実行内容を確認できます。
リスト画面では、エージェント名で検索し、カテゴリで絞り込めます。スケジュール画面では、月単位で予定を確認できます。実行結果タブでは、エージェントの実行後に確認すべき結果を同じ場所で扱えるようにしています。
この画面は、エージェントを「作って終わり」にしないための管理場所です。店舗担当者や運営チームが、どのエージェントが何を調べ、いつ確認する予定なのかを見失わないようにします。
想定ユースケース
たとえば、店舗オーナーが「月次のメディア戦略を考えるエージェントを作りたい」と入力した場合、AIは競合店舗の口コミ、Webサイト、来店動線、SNS、ニュースなど、利用可能なデータを前提に調査範囲を整理します。
そのうえで、次のような実行内容を設計できます。
- 競合店舗の口コミ、Webサイト、SNS投稿を確認する
- 市場や業界の動向を整理する
- 自店舗の強みと弱みをまとめる
- ターゲット顧客に合う媒体とテーマを提案する
- 月次のアクションプランとして出力する
このように、単発の回答だけでなく、定期的に見直すべき業務をエージェントとして保存できます。
連携と送信先の管理
エージェントは、利用する連携や送信先も設定できます。連携では、Google Drive、Slack、Notion、SNS、Google Analytics、Google Search Consoleなど、今後の店舗運営で使われるデータソースを想定しています。
送信先では、Slack、Notion、Google Drive、メール、LINE、Discordなど、チームが確認しやすい場所へ結果を届ける構成を想定しています。
これにより、分析結果が管理画面だけに閉じず、日々の業務で使う場所へ自然に流れる運用を目指します。連携済みデータや権限の範囲を前提に動作するため、店舗ごとの運用体制に合わせた使い方ができます。
安全な運用方針
クチトルのAIエージェント機能は、店舗の意思決定を置き換えるものではありません。AIが分析や下書き、調査の整理を支援し、最終的な確認と実行判断は店舗側が行います。
特に、口コミ返信、広告、広報、採用、価格変更など、顧客やブランドに影響する内容は、人が確認してから公開・実行することが重要です。クチトルでは、作成したエージェントの実行内容を確認できる画面を用意し、ブラックボックス化しにくい運用を目指しています。
今後の展開
今後は、エージェントの保存、スケジュール管理、実行結果の確認に加えて、より多くの外部連携や通知先を拡充していく予定です。
また、店舗ごとの業種、規模、来店導線に合わせて、エージェントテンプレートの精度も高めていきます。飲食店、美容室、クリニック、整体院、地域サービス店舗など、それぞれの現場で使いやすい分析テーマを増やし、店舗運営の改善サイクルを短くすることを目指します。
クチトルについて
クチトルは、地域店舗の口コミ管理、MEO対策、AI返信、来店後導線、店舗状況の把握を支援する店舗集客AIサービスです。
口コミを集めるだけでなく、返信、分析、順位確認、改善提案までを一つの流れで扱い、店舗がGoogleマップや検索経由で選ばれやすくなる状態をつくります。
AIエージェント機能により、クチトルは「店舗の状況を聞くAI」から、「店舗運営の継続的な分析と実行管理を支援するAI」へ進化します。
クチトルの機能全体を確認したい方は、クチトルの機能一覧をご覧ください。口コミ運用をはじめたい方は、口コミが集まらない原因と対策も参考になります。
MEO対策についてもっと詳しく知りたい方は、MEO対策とは?2025年完全ガイドをご覧ください。